個室ビデオのアルバイトってどうなの?仕事内容やメリットデメリットを紹介

「個室ビデオで働いてみたい!」という人は、仕事内容や業務のキツい点を知っておくと嫌なギャップを感じずに検討できます。

今回は元インターネットカフェ店員の私が、個室ビデオの仕事内容やメリット・デメリット、印象的なエピソードを聞いてみたので紹介します。

何かとネットカフェに似ている業態なので、ネカフェバイトを検討している人にもおすすめの仕事です。

目次

個室ビデオのアルバイトの仕事内容

個室ビデオはDVD作品を取り扱っているため、作品の管理や貸し出し業務、お客さんの受付・案内、お部屋の清掃が主な仕事になります。

  • 受付やお客さんの案内
  • 作品の管理・貸し出し
  • 個室ブース・店内の清掃

業務内容は漫画喫茶・インターネットカフェと似ていますが、漫画の代わりにDVD作品である点や、利用者の目的が違う(=性欲処理)ため清掃が大変であるというのが大きな違いです。

個室ビデオアルバイトの良いところ・メリット

ビデオ作品を自由に鑑賞できる

アルバイト先の店長と仲が良く、営業終了時間までのシフトのとき限定ではありますが、個室を使ってレンタルビデオを自由に鑑賞をすることができました。
当時、部屋にテレビがなかったので、趣味がビデオ鑑賞と言えるくらい様々な作品をタダで見ることができました。

仕事終わりで、店内のビデオ作品が楽しめるのは店員の特権ですね。

これは店長さんが許してくれるかどうかですが、店長がゆるい人だったり、きちんと関係性が構築できたりすれば快適な職場になりそうです。

職場にいろんな人がいて楽しい

働いている方々が個性が強く面白い方が多かったので、楽しく働けたことは良かった点です。

自分自身の会社倒産しアルバイトで働いてる60代のオジサンや中卒で高校中退した15歳の子など本当に様々でしたが、働き続けると悪い人間ではなく色々な話が聞けて楽しかったです。

特殊な仕事だけあって、何かとワケありな人が多いのかもしれません。

変わった生い立ちの人でもしっかり話してみると案外普通に良い人だったりするので、普段関わらないような世界の人と出会えるのも醍醐味の一つでしょう。

時給が良くて深夜手当が手厚い

時給が他のバイトと比べて高いのが良かったです。深夜勤務すると深夜手当がついたので、1日1万円ぐらい稼げました。

当時はまだVHSテープでしたが、たまに持ち出して自宅で鑑賞して楽しめたことが良かったです。

深夜だと1日1万円行くならかなり割りの良いアルバイトですね。

しかもVHSの時代の話なので、今より最低賃金が低かったのもあって、高時給な部類に入るのではないでしょうか。

人と喋らなくて良い

アダルトビデオが見放題なのと、当時は、割と時給が高かったのが良かった。

あと、変な人が来ますが、喋らなくていいし、楽だった事です。

あとは、たまにですが、女性に露出プレイをさせるカップルがいまして、当時興奮した事です。

接客業である以上、完全にコミュニケーションをなくすことはできませんが、比較的人と接する機会が少ないので人間関係のストレスは最小限です。

あと『カップル客を見て興奮する』という謎のメリットもあるようです笑。

個室ビデオアルバイトのキツいところ・デメリット

精神的にキツい

エロビデオを見て片付けをせずに帰る客がいて、その後片付けが本当に嫌でした。ティッシュやら毛やら色々と残っていたり、臭いが残っていたりと掃除自体も大変ですが、精神的にきつかったです。
また、わざと汚しているのか?と思うほど汚して帰る客もいて、その後片付けに時間がかかるのも嫌でした。

お客さんが使用した後の個室の掃除が大変なようです。性欲処理の事後なので、精神的に消耗してしまいそうですね。

汚物の清掃がしんどい

やはり一番嫌だったのは、個室の掃除です。
お客さんが出された後のティッシュなど処理しなければならないのが苦痛でした。
それ以外にもトイレ掃除などもさせられるので、酔っ払った客の嘔吐物の掃除などは最悪でした。

またもやティッシュの掃除が大変という意見。さらにトイレ掃除も大変なようで、居酒屋のバイトではあるあるの酔っ払い客にも手を焼いているようです。

お店に出入りするのが恥ずかしい

何よりも、出勤する時に結構交通量が多い道路沿いにあったので、入る時に結構な人に見られて恥ずかしい。
横に民家があり、そこの住人の人と目があって気まずいし、個室で使ったティッシュを片付けるのが嫌だった。

個室ビデオはお店の外装がいかがわしい見た目で、性風俗店のような入るときの恥ずかしさがあります。

そこで仕事をしていると言いにくいですし、毎日のように出入りするので近所の人から常連客と思われるリスクも。

客層が悪い

色んな人がここを利用するけど、中にはちょっと気持ちが悪いと思う人が利用することがあるのが嫌でした。
そういう人はずっとネガティブ思考なので日頃の鬱憤(うっぷん)をぶつけてくるので、それを我慢しないといけない。

ネガティブで怒りっぽいお客さんが来ると、店員に八つ当たりとか憂さ晴らしをされて迷惑ですよね。

客層の悪さは働く上で重要な要因になります。

個室ビデオ店員の印象的なエピソード

きちんとヘッドフォンが刺さってない客

エロビデオを借りて個室で見ていた客なのですが、ヘッドフォンをしたのに、コネクタが抜けていたらしく、かなりの音量で喘ぎ声が響いたことがあります。
夜で客も少なかったので良かったのですが、さすがの店長も慌ててその客に部屋に行き注意していました。

爆音で響き渡る喘ぎ声…。個室ビデオのブースって防音仕様のはずですが、それでも聞こえるほどの音だったのでしょうか。

ちなみにインターネットカフェで働いていると、「ヘッドフォンが刺さってなくて音が聞こえない」というクレームはよく来ます。

個室にティッシュが散乱している

オタクっぽい中年の肥満体の男性が利用した時です。
いつもの様に利用が終わり掃除するために部屋に向かった所、何発ヌイたんだ?というほど、あたり一面ティッシュが散乱しており、場所に至っては精液が散らばって酷い有様でした。
4畳ほどの部屋が物凄い量のティッシュで掃除が大変でした。テレビには精液がかかりまくりで精神的に堪えた一日でした。

想像するだけで気絶しそうなほど大変な状況。溜まりに溜まった欲求やら体液やらを思う存分ぶちまけて退店されたようです。

個室ビデオ側もそれをサービスとして提供しているため問題ないですが、働き始めでこのような状況を経験するとトラウマになりそうです。

人間観察が楽しかった

お客さんにはビシッとしたスーツを着た人もいれば、浮浪者のような人もいて、社会の裏側を垣間見た感じがしています。
仲良くなった常連客もいて、出稼ぎで地方から出てきていた人でしたが、話しているととても家族想いで、温かい人だったりして、人間観察がとても楽しかった。

ワケありなバックボーンがある人も多く、そういう人もしっかり話してみると案外良い人だったり…。

確かに、中身の濃い人間観察ができそうな職場ではありますね笑。

ゲイのお客さんに襲われた

ゲイの人が多く利用していて、個室の掃除をしていたら、男同士でエロい事をしていた。
一度だけ、働いていた時にゲイの人に襲われてしまい、抵抗したが、ズボンを下ろされた時に、私が履いていた下着がビキニブリーフだったのもあってゲイと間違われビキニブリーフだけにされてエロい事をされてしまった事が一番覚えている。

お客さんの中にはゲイの方もいるようで、男性店員が襲われてしまう危険もあるようです。

それにしてもなぜこの人はビキニブリーフを履いていたのか気になりますが、可愛い顔立ちやイケメンの人が働くと危ないかもしれません。

客が部屋に閉じこもって出てこない

ずっと個室に閉じこもってしまって全く出てこないお客がいた時は、何があったのか心配になったので印象に残っています。

退店時間になっても出てこない場合、自動延長になるシステムだと思いますが、それにしてもずっと出てこないお客さんがいたら不安になりますよね。

個室ビデオのバイトは漫画喫茶・ネットカフェよりキツい

個室ビデオのバイトの体験談をまとめた結果、確実に言えるのは漫画喫茶・ネットカフェバイトよりキツいということです。

堂々と性欲処理ができる分、ブースの汚れ具合が激しくて清掃の手間がかかります。労力と精神的消耗が激しいので時給が高くないと続かないですね。

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