最近は漫画は電子書籍で読むという人も増えましたね。
その理由の一つに、サブスクリプションサービス(月額制)が多数リリースされたことが挙げられます。
特定の漫画を買うのではなく、月額プランに加入するだけでいろんな漫画が読み放題になる方が好ましい人も多いでしょう。
さらにサブスクではなく、ポイントをもらって電子書籍を買う形式も人気です。普通に買うよりお得な上、お店に買いに行かなくていいので楽ですからね。
しかし漫画のサブスクリプションサービスの課題として、出版社・雑誌別にそれぞれサービスを展開しているため、それら全てを網羅しているサービス・アプリケーションが存在しません。
現時点で、読みたい作品があるサブスクサービス・アプリを探して定期購読するしかないのが現状です。
そういった点を踏まえて今回は、漫画読み放題のサブスクサービスを比較していきます。
漫画の読み放題・サブスクサービスの選び方
数ある漫画読み放題・サブスクサービスの中から何を選べばいいのか、その基準を詳しく解説します。
漫画サービスは読み放題のサブスク型かポイント購入型の2タイプに分かれる
まず最初にお伝えしたいのが、漫画読み放題サービスの現状です。
読み放題と言っておきながら、実態は一部無料作品を用意しているだけで、ほとんどは電子書籍の販売サイトというサービスです。サイト内で使用できるポイントを有料で購入するか、月額プランに加入してポイントを毎月もらうという仕組みが一般的です。
もう一方は、月額料金を払えば対象作品が全て読み放題になるというサブスクリプション型。こちらは無料とは表現できませんが、読み放題と呼べるサービスでしょう。
どちらもメリット・デメリットがあるので、読みたい作品の有無や電子書籍の利用スタイルに応じて選び分けましょう。
以下このサイトでは、サブスク型・ポイント型と表記します。
サブスク型
メリット:対象作品であれば追加費用なしで全て読み放題
デメリット:読み放題の対象となる作品数が少ない
ポイント型
メリット:最新作や人気漫画も読める,普通に漫画を買うよりもお得なことが多い
デメリット:読み放題ではないので都度購入が必要
読みたい作品があるかどうか
最も重要な基準はやはり、読みたい作品があるかどうかです。
特に読み放題系のサブスクサービスは、読み放題の対象作品に入っていないものも多いです。
一方で単体購入による電子書籍販売サイトだと、大抵の作品は購入可能なのでそこまで心配しなくてもいいでしょう。
作品数の多さも重要ですが、マニアックな作品であれば一度サービスサイトで検索をかけてみるのをおすすめします。
漫画のサブスクサービスの王者がない理由
音楽や映画・ドラマ・アニメといった娯楽コンテンツには、様々な映像会社・レコード会社のコンテンツをまとめたサブスクサービスが存在します。
例えば映像コンテンツの王者はNetflixでしょう。Netflixは映像サブスクサービスの枠を超えて、独自コンテンツを制作するといった動きもあり、今後も成長に期待ができます。
一方で漫画はどうでしょうか。これといって定番のサービスはありません。その理由は出版社の利益を上手く配分できるプラットフォームが存在しないからでしょう。
サブスクサービスは単行本や雑誌の売り上げに直結するため、プラットフォームから受け取る利益の調整が難しく、出版社が足並みを揃えることは非常に困難なはずです。
特に大手出版社の有名雑誌は自社でサブスクサービスを運営する方がうま味があるので、結局各々でサービス展開する流れになってしまいます。
漫画の読み放題・サブスクサービス比較一覧
作品数 | 料金 | 特徴 | |
まんが王国 | 3,000作品以上無料 | 無料/単体購入 | 月額3,000円のプラン →3,480円分P付与 |
コミックシーモア | 74万冊以上 (1万冊以上無料) |
無料/単体購入 | 月額3,000円のプラン →3,690円分P付与 |
eBookJapan | 64万冊以上 | 無料/単体購入 | 漫画が多い、無料作品も豊富 |
Kindle Unlimited | 200万冊以上読み放題 | 月額980円 | 小説やビジネス書、雑誌も多い |
FODプレミアム | 130誌以上 | 月額888円 | 動画見放題、雑誌が多い |
まんが王国
『まんが王国』は無料で読める漫画が3,000作品以上という太っ腹な電子書籍サービス。
しかも無料なのは「進撃の巨人」などの人気作品ばかり。1巻だけ無料とか、3冊まで無料といったように、作品によって無料の対象が異なります。
かなり頻繁にキャンペーンを実施しているため、無料会員に登録するだけで話題の人気作品が無料でじっくり読むことができます。どうしても読みたい作品があれば、ポイントを購入して単体購入するのが良さそうですね。
まんが王国には普通に漫画を買うよりも安い単行本が多いので、電子書籍派にもぴったり。
コミックシーモア
『コミックシーモア』は国内最大レベルの漫画・電子書籍サービスです。
漫画だけでなく小説・ラノベに強いのが特徴的で、無料立ち読みなどのキャンペーンも充実しています。
月額会員になると追加でもらえるポイントがあるのですが、これが非常にお得。
無料で読める作品も1万冊以上あるのでお金をかけずにサクサク読めちゃいます。
今なら50%OFFクーポンや最大20,000円分のポイントもらえる
eBookJapan
「eBookJapan」はYahoo!が共同で運営する電子書籍サービスです。大手との提携により決済システムの充実(PayPay利用可)などの他社にない強みを持っています。
何よりも特筆すべきは無料や割引キャンペーンがかなり頻繁に行われていること。無料で読める作品数が多いため、時間潰しで人気漫画を読みたい人に最適です。
Kindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)
『Kindle Unlimited』はAmazonが運営する電子書籍のサブスクリプションサービスです。
Kindleタブレットで快適に書籍が読める上に、定額で漫画や雑誌に加えてビジネス書などの実用的な本が読めることから、多くのユーザーに親しまれています。
どちらかというとビジネス層向けなイメージですが、読み放題の対象作品数が2万冊という圧倒的な幅広さなため、漫画・雑誌もそれなりに強いサービスだったりします。
FODプレミアム
フジテレビが運営するFODサービスの会員になると「FODマガジン」が利用できるようになります。
FODマガジンは120以上の雑誌や漫画が読み放題のサービスですが、あくまでもFODプレミアムの特典の一つという位置付けなので、人気作品はそこまで多くありません。
ただ、FODプレミアムではフジテレビ系列の動画が見放題な上に、電子書籍の購入でもらえるポイント還元がお得です。登録から2週間は無料なので、試しに使ってみて合わなければ解約しましょう。
漫画を買わずに定額・サブスクサービスで読むメリット
無料で好きな作品を読める
サブスク型やポイント型の漫画読み放題サービスは、1巻だけ無料にしたり、最初の数ページは無料だったりします。
その方が多くの人に作品を知ってもらえるため、結果として利益が上がるからです。
読者にとっても、書店だと立ち読みなどは難しいですが、ネット上であれば簡単です。気になるタイトルや表紙の作品を試し読みできるのは嬉しいですね。
Webサイトで買ってすぐに読める
最新刊や雑誌は特に、発売日に買って読む人も多いはず。
書店は営業時間が日中のみのお店ばかりなので、電子書籍の方がスピードは圧倒的に早いです。
買いに行く手間もかかりませんし、好きな作品は通知が来るようにしておけば、「いつの間にか最新刊が出てた!」なんてこともおきません。
漫画を読みたいときに読める
漫画を買うと場所をとってしまいますよね。「本棚がぎちぎちになって、クローゼットの奥に収納してる」なんて人もいるはず。
でも電子書籍ならサイトを開けばいつでもすぐに読めちゃいます。ダウンロードしておけばオフラインでも読めるので、飛行機移動などの電波の届かない場所でも快適です。
ジャンプ作品の読み放題サービス一覧
雑誌「週刊少年ジャンプ」のサブスクサービスは主に以下の3つがあります。
内容 | 料金 | 特徴 | |
---|---|---|---|
少年ジャンプ+ | 週刊少年ジャンプの定期購読サービス | 月額980円 | 週刊少年ジャンプ,ジャンプGIGAが毎週読める |
ゼブラック | 集英社の作品が電子書籍で閲覧・購入できる | 1コイン=1円〜 | 無料で読める作品も多い、雑誌の定期購読も可能(値段は同じ) |
ヤングジャンプ定期購読デジタル | ヤングジャンプの定期購読サービス | 月額1,300円(初月無料) | バックナンバー1年分読み放題 |
ジャンプ系列の作品を読むなら、雑誌の定期購読かゼブラックでコインやチケットを購入するのがベストです。
ゼブラックは定期購読以外にも、チケットが無料で配布されたり、鬼滅の刃や呪術廻戦、ナルトといった人気漫画が一部無料で読めたりするので非常にお得です。
ただし電子書籍で漫画作品を買いたいのであれば、U-NEXTの月額会員になれば毎月もらえるポイントで作品を購入するのが最もコスパが良さそうです。漫画以外にもアニメ・映画が見放題になるので娯楽コンテンツを全てまとめられるというメリットも。
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