ネカフェバイト中に客が暴れて警察を呼んだ話【出入り禁止】

今回は僕のネットカフェバイト時代に起きたとんでもない経験を記事にしたいと思います。

よく「ネットカフェのバイトって楽なんでしょ？」と言われますが、実際は変な客と出会うリスクが高く、一番ひどいのは警察沙汰になりました（笑）

結果から言うと、客が暴れて警察を呼び、その客を出入り禁止にしたという話です。我ながらバイトにしてはスリルある経験ができたなぁと思いますよ。（親に話したらすごい心配されましたが）

ネットカフェで1年半バイトしたら変な客とたくさん出会った

僕は大学1年から3年生になるまで、福岡県の某危険地域（治安クソ悪いエリア）でインターネットカフェのバイト店員をしていました。

理由は楽そうだし、漫画も好きだから向いているかなぁと思ったからです。実際に入ってみてもそれは間違ってなくて、バイト中に漫画を読んだりPCいじったりと好き勝手させていただいてました（真似するとクビになるので注意）。

お店は年中無休なので、年末年始もお店は通常営業です。しかもワンオペ（アルバイト一人体制）。

確か12月30日くらいだったと思うのですが、アルバイト間で密かに噂になっていたモンスター客が僕の夕方シフトの時間帯に訪れました。この時とんでもない事件に巻き込まれることなんて知る由もない…

一番ヤバかった客は60過ぎの背の低いおじいさん

バイト先にはアルバイト同士で備忘録を残すノートがありました。ここに勤務中のメモ書きや誰かに伝言を残すシステムで、中には「〜〜（名前）」は部屋をめちゃくちゃ汚すので注意！みたいなモンスター客リストもありました。

で、Rさんという60歳過ぎのおじいさんがかなりヤバイとスタッフ間で話題になっていて、僕もどんな人なんだろ〜と。

ただそのRさんは朝〜昼によくお店に来る人で、僕は夕方シフトだったので会うことはありませんでした。

しかし、年末に珍しく夕方の時間帯に訪れたRさんは、物腰も柔らかい気弱そうなおじいちゃんって感じで、想像していたモンスター客のイメージとはちょっと違いました。

 

 

 

・・・なんで”SOYJOY（ソイジョイ）”？？

この時僕はまだ、おじいさんの真の恐ろしさに気づかないどころか、ソイジョイおじさんとして好感度を抱く始末でした。

40代後半のおっさんとおじいさんがガチ喧嘩を始める

Rさんを2階のブースに移すと、ゆったりとレジ奥へ進み階段を登っていきました。僕がバイトしていたネカフェは1〜2階があり、階段のみなので歳を召した人には少し大変です。（2階の方がトイレやシャワーがあるので基本的に2階から案内するルールだった）

 

そう、これが最大の失態でした。

 

なんとRさんの隣のブースは超短気で有名なおっさんで、独り言がうるさいRさんにブチギレるという事件が起こりました。

どうやら過去にRさんと揉めた経験があったようで（僕は知らなかった）、僕のいるレジにおっさんがRさんを掴んだままやってきました。

すごい剣幕で迫って来るおっさんの横で、Rさんはひたすら横で「こいつって言うな」と連呼している地獄のような状況。

なんとかRさんに説得して、1階に移動してもらうことで解決…したはずでしたが…

おじいさんが店の備品を投げまくる

おっさんに「Rさんに移動してもらうことになりましたので」と説明すると、『早くしろよ』と言って自分のブースに帰って行きました。

その後、自分の荷物を取るためにRさんが2階のブースに戻ります。僕もレジで「やれやれ…」とか思っていると

 

ダンッ！ドンッ！！

 

という物音が聞こえたので、急いで2階に上がると、通路にヘッドフォンやキーボードが転がっていました。

その奥には壁をドンドン叩き、「おい！若造が！！なめんなよッ！！！」と叫び散らすRさんがいました。

「やめてくださいっ！他のお客さんもいますから！！」と急いで止めに行きましたが、Rさんは目を離したら今にも暴れそうでした。
（ワンオペなのでRさんだけに構ってられない）

他のお客さんもぞろぞろと心配そうにブースから出てきて、そのうちの一人の常連さんが僕にこっそり「警察を呼びなさい」と耳打ちしました。

警察がネットカフェに駆けつける

どうしたらいいか分からず困ってしまったため、常連さんの言う通り警察を呼ぶことに。レジの下にある、警備会社に連絡が行く緊急ボタンを押すと、瞬時に近くの警官が駆けつけてくれました。

すごいびっくりしたのが、連絡手段が警備会社を通じてだったので、緊急時の対応ということで警官の人がドアを勢いよく開けてお店に来たんですよ。3〜４人くらいがすごい勢いでダッシュして店内に駆けつけてくれた光景は今でも鮮明に覚えています。

警察が来るまで数分間、お店の備品は投げ放題の状態でしたが、警察の人に抑え込んでもらいました。「酔ってんのか？おじいちゃん？」と警官が話しかけていましたね（笑）

おじいさんを出入り禁止に

Rさんが暴れ終えて、警察の人ももう大丈夫と判断し帰って行きました。

僕は会社本部に連絡し、Rさんを出入り禁止扱いにするように指示を受けて、Rさんに退店をお願いしに行きました。

信じられないかもしれませんが、ガチでこんなことを言われました。後日分かったことですが、Rさんは周辺のインターネットカフェのほとんどで出入り禁止になっているモンスター客だったようです。

何が一番辛かったって、Rさんが暴れ散らしたブースの清掃を全て僕一人でやったことです。カップ麺をフラットシートにぶちまけやがって！！（笑）

ネットカフェのアルバイトは危険だけど楽しい

以上が一番ヤバかったクレイジー客の話でした。全てガチです（笑）

Rさんと喧嘩した40代後半のおっさんは、普段は大人しくオンラインゲームをしているだけなので無害であると会社に判断され、特になんのペナルティもなかったです。

このようにインターネットカフェのアルバイトは、やばい客に遭遇するリスクが非常に高いという特徴があります。興味がある人はやってみてもいいかも。

ちなみに、僕のアルバイトしていたインターネットカフェは、この事件の2ヶ月後に閉店しました

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