WEBライター歴3年のMura.です。
最近WEBライターの仕事を取り巻く環境が大きく変化し、2〜3年前とは大きく状況が変わってきたと痛感します。
変化が激しいWEB業界なので、当然といえば当然なのですが、それにしても情報がアップデートされてないなと感じてこの記事を書いています。
『ネット記事を書くだけでお金がもらえる仕事』として在宅ワーカーに注目され、特別なスキルが必要ないWEBライティングは副業としてとっつきやすい仕事です。
ただ、それはもう昔の話で、今の状況はそこまでいい仕事とは思えません。これには「単価相場が安くなった」とかもあるんですが、それだけだと薄っぺらいですし本質ではありません。
そこで、実際にWEBライターをやっている私が、実際に感じていることとWEBライターの未来について、具体的に話していきます。
今WEBライターをしている人や、これから副業、あるいは本業でWEBライターをやろうとしている人は、絶対に読んでおいて欲しい内容です。
WEBライターはもう稼げないのは本当か
まず稼げるか稼げないか、という話です。ここが一番大事だと思う人も多いはず。
断言はできませんが、やり方次第ではまだまだ本業で行えるレベルで稼ぐことは可能です。年収500万円とかも十分可能だとは思います。
ただ、かなり稼ぎにくくなっているのは間違いありません。2年前と比べて、競合となるフリーランスがかなり増えていますし、案件数もそんなに増えていないので当然です。
稼げるWEBライターは収入面で特に変わりないですが、私含めその他大勢のライターは単価引き下げと案件の減少に苦しんでいるはずです。そしてこれからもこの傾向は続きます。
これを大きく決定づけたのは、今年に入ってから起きた2つの出来事だと思います。
Googleアルゴリズムアップデートによるメディアの変化
まず一つ目は、Googleのアルゴリズムアップデートです。
ほとんどのWEBライターはGoogle検索でヒットされるように、SEO対策を視野に入れて記事を執筆しています。
クライアントから指示されることもありますし、検索上位を狙える記事を書ける方が単価も上がり、案件も多く振ってもらえるからです。
しかし、ここ2年くらいのGoogle検索では、大手会社が運営するWebサイトばかりが検索上位を占め、サイトのジャンルによっては全く検索画面に表示されません。
これはGoogleの方針で、権威・信憑性のある大手サイトを上位にして、信憑性のない小さなサイトは表示させないというアルゴリズムが影響しています。
さらに、YouTube動画の勢いも軽視できません。記事ではなく動画で検索結果を埋め、ユーザーを動画で問題解決に誘導させる流れになっています。
ここ数年で個人のサイト運営者が稼げなくなったというのはよく聞きますが、それによって記事作成を依頼されていたWEBライターも仕事が減っているのです。
コロナ禍による仕事の影響
もう1つはコロナウイルスによる影響です。
外出を自粛してネットコンテンツは消費されるようになりましたが、先行き見えない不況を恐れ、ネットで商品を購入する意欲は減っています。
さらに、対面での取材や旅行の制限など、一部のジャンルで壊滅的な被害が出ています。取材をメインにするWEBライターはかなり被害を受けています。
不況となれば企業は広告費を削るので、ネット広告が収益源のWEBライターは収入が減るのも自然な流れです。
独自コンテンツで収益を得るIT企業と、広告収益を得るIT企業の明暗を分けたのが、コロナ禍による不況だと思います。
例えば、ゲームアプリを運営している会社は、コロナ自粛で利用者が増えたり、課金額が増えたりしていますよね。この状況が逆に追い風になっているんです。
在宅WEBライターは今後の戦略を考えるべき
WEBライターがいかに危機的な状況か分かったところで、今後の戦略を考える必要があると思います。
ここからは私の考える戦略を紹介させていただきます。正解かどうかは分かりませんが、試行錯誤して変化していくことが求められると思うので、何かのヒントになれば幸いです。
WEBライターで稼ぐための3つの方法
これまでの状況を踏まえ、今後WEBライターが稼ぐには3つの方法があるかと思います。
大手メディアの専属ライターになる
一番おすすめなのは大手メディアの専属ライターです。私も経験がありますが、今後は大手メディアが最強なので、それに乗っかるべきです。
大手メディアのメリットは、SEOで優遇される上に、単価が高いことです。
コンテンツにかける予算が大きいので、ライター報酬もそれなりに確保されます。案件によってはディレクターやデザイナーが付くので、その分単価が減るかもしれませんが、それでも個人サイトからの依頼よりは相場感が高めです。
大手メディアでの執筆経験は実績になりますし、他案件を提案するときのポートフォリオとしても使えます。メリットは非常に多いことがわかります。
一方でデメリットもあります。
デメリットは、案件獲得が難しいこと、高い品質が求められること、納品までの時間がかかることなど。
特にフリーランスだと、信用度が低いと大手メディアの仕事はもらいにくいです。実績があったり、紹介があったりすればいけますが、基本的には社内の制作チームで回すので、案件獲得は困難です。
そこでおすすめな方法は、SNSで発信力を高めて仕事を獲得することです。詳しくは2つ目の専門分野を伸ばして発信する、という内容で解説します。
専門分野を伸ばして発信する
1つ目の続きでもありますが、2つ目は専門分野の発信です。
ブログやTwitterで自分の得意ジャンルについて発信することで、その発信内容を目にしたメディア関係者が仕事を依頼してくれるかもしれません。
社内のライターに記事を書かせるのは効率が良いかもしれませんが、芳しくない結果に終わることが多いです。素人のリサーチよりも、専門知識のあるライターのコンテンツの方が結果が出やすいですからね。
予算を潤沢に用意している大手メディアは、ディレクターを社内のメンバーに選び、ライターはフリーランスを雇うという形態を取ることも多いです。
私は大手メディアの記事作成を依頼されたとき、ブログがきっかけで仕事を受注できました。ディレクターがついていたので、最初のやりとり以降はずっとディレクターと連携して仕事をしていました。
今WEBライターをやっている人も、「このジャンルは詳しいぜ!」というモノがあると思います。それを発信してみてください。
ディレクション案件を受注する
3つ目はディレクション案件を受注するという方法です。
WEBライターができるディレクションといえば、メディアの記事入れに関する業務です。記事コンテンツをメインとしたメディアの指揮をとり、ライターさんを雇ったり、時には自分で記事を書いたりしてメディアを立ち上げていきます。
要するにライターの一個上のポジションということですね。上流に行けばいくほど予算も増えて単価が伸びますので、ライターの低単価問題を少しでも回避したい人は、頑張ってディレクション業務に挑戦してみても良いかもしれません。
ディレクション業務を受けるには、サイト運営の経験やSEOの理解が必須です。サイト運営と言っても、個人ブログ程度だと厳しいです。月間アクセス・コンバージョンがそれなりにあるアフィリエイトサイトとか運営していれば、それなりに評価されることが多いです。
私も最初は「月間1万PVの個人ブログを運営しています!」といってディレクション案件に提案してましたが、はっきり言って通用しませんでした(笑)
サイト運営の経験がないのであれば、「〇〇というメディアで記事作成を行ってました。〜〜という記事で月間アクセス1万PVほどあり、構成は自分で作成したのでSEOに関しても自信があります」という提案の方が好ましいです。
在宅ワークが増えて競争が激化するWEBライター
以上がWEBライターの現状と今後の戦略についてでした。
厳しい状況が続くのはほぼ間違いありません。これからもなんとなく継続していたら淘汰されるだけですので、私も気を引き締めて挑戦していきたいと思っています。
- 今は動画がキテる!
- プログラミングで年収1000万!
- インフルエンサーになってnoteを売れ!
今はこのような時代ですが、決してWEBライターがオワコンだとか、もう稼げないとかは言いません。(稼ぎにくくなったのは現実ですが)
たとえどの仕事を選んでも、変化の激しいWEB業界であれば、常に試行錯誤して変化している人には勝てないです。
もしそれでもWEBライターを選ぶのであれば、自分なりにいろいろ試してみると良いと思います。
ちなみに私は、WEB制作にも挑戦しています。いずれはサイト制作やデザインなんかにも手を出していきたいと考えています。この辺はまた今後発信していきますね。
WEBライターに関する記事は下記を参照ください。
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