ネットカフェの完全個室に防犯カメラがある可能性は?元店員が解説

さすがに完全個室には監視カメラ(防犯カメラ)はないだろう…
個室にカメラがあったらプライバシーの侵害じゃないの?

快活クラブなどのインターネットカフェは鍵付き完全個室が主流ですが、監視カメラがあるのかどうか気になる人も多いはず。
先に結論を言うと、「基本的に個室内はカメラはなし。ただし、カメラがあっても文句は言えない」です。
「個室内に監視カメラを置くのはプライバシーの侵害だ!」「条例違反じゃないのか?」
と思う人も多いと思うので、なぜ文句は言えないのかを解説します。

この記事では、「監視カメラ」と「防犯カメラ」を同じものとして取り扱います
目次

基本的にネットカフェの個室内に監視カメラはない

快活クラブやマンボー、dice、ポパイなどの主要なインターネットカフェ・漫画喫茶に行ったことがありますが、どれも個室内に監視カメラは確認できませんでした。

私がアルバイトをしていた地方のチェーン店も、店の通路やレジ前に設置しているだけで、個室内には監視カメラを置いていなかったです。


設置費用も負担が大きくなりますし、監視カメラがあるとお客さんもリラックスできないので、店側が個室内に設置するメリットはほとんどありません。

つまり、基本的にネットカフェの個室内に監視カメラはないと言えます。

カラオケも同じく監視カメラはなし

カラオケBOX・個室ビデオなどのお店も同様の理由で、基本的に個室内に監視カメラはありません。

DAMカラオケは液晶画面前にカメラが設置されていますが、これはSNS投稿用の動画撮影機能があるだけなので、心配は不要です。

ネットカフェの個室に監視カメラがある可能性は「ゼロではない」理由

快活クラブなどの鍵付き完全個室は、「完全にプライベートな空間を安価で利用できる」のが魅力のサービスです。
鍵をかければ誰かが入ってくる心配もありません。

ただし、ネットカフェはホテルや旅館などの宿泊施設ではありません。
あくまでも「複合カフェ」という業態なので、カフェに仕切りがついているという解釈になります。
つまり、プライバシーは保証されていないということです。

例えば、トイレや浴室、客室などの空間はプライバシーが保護されなければいけませんよね。そんな場所に防犯目的といって監視カメラを設置するのは違法です。

ただし、複合カフェの店内に防犯目的で設置するのは至って普通なので、個室内にカメラがあっても文句は言えないということです。

気づかないうちに監視カメラが設置されていた…というケースは?

別にやましいことはしてないけど、防犯カメラ(監視カメラ)に気づかないまま過ごすのは気持ち悪いですよね。
防犯カメラの設置ルールは、都道府県別にガイドラインが設定されています。

原則、防犯カメラは「設置していることをきちんと明示する」ことが義務なので、お客さんが防犯カメラを認知できないような設置方法は条例違反になります。

また、撮影・録画したデータの取り扱いにも厳しい管理が求められており、一定期間経過すると削除しなければいけないなどの規定も設けられています。(※都道府県によって異なります)

フロアやレジ付近などの個室以外には監視カメラがある

ネットカフェの店内通路・フロント・レジ付近には、監視カメラが設置されていることが多いです。

防犯目的として設置されており、警察から監視カメラのデータを見せてもらうように指示されることもあります。

私がネットカフェでアルバイトをしていたときも、指名手配犯が潜伏先として使っていないかを確認するために、警察の人にデータを見せたことがあります。

結論:ネットカフェで監視カメラを気にしなくても大丈夫

元ネットカフェ店員から言わせてもらうと、やましいことをしてようと、確認する術はないので気にしなくても大丈夫です。

個室内に監視カメラはないですし、あったとしても映像のデータは委託会社などの第三者が厳重に管理するはずなので、不特定多数に漏洩する心配はありません。

もしあなたが個室内でやましいことをして、万が一にも監視カメラにとられていたとしても、犯罪行為をしていたわけでなければ、そのデータはすぐに削除されますのでご安心ください。

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