今まで色々なバイトをしてきましたが、労働環境が劣悪なバイト先も当然ありました。
そこで今回は、いわゆる”ブラックバイト”の特徴や見抜き方をご紹介します!
もしこれからアルバイトをしようと考えている人や、既にバイトしている人は特に参考にして下さい。
ブラックバイトとは
元々は学生がアルバイトによって学業と両立できないことから問題視されたのがきっかけで、ブラックバイトユニオンの定義によると、
ブラックバイトとは、学生が学生らしい生活を送れなくしてしまうアルバイトのことです。正社員並みに働かせられることによって学業に支障をきたしてしまったり、シフトを一方的に決められることによって授業や課外活動に参加できなくなってしまったりするケースが増えてきています。
引用:ブラックバイトユニオン
となっています。
バイトにもかかわらず、正社員並みの負担を強いることや、不合理な罰則やシフトを命じられるなどの、無知な学生につけ込んだ劣悪な労働環境のアルバイトということです。
正直私は『バイトなら簡単に辞められるじゃん』と思っていましたが、実際はそんな簡単な問題じゃなかったです。
その理由は、いくつかありますが
- 学費を賄っている苦学生はバイトで少しでも稼がないと苦しい
- 実は不当な扱いを受けていることに気付かない
- 人間関係的に辞められない
ざっと挙げるとこんな感じです。
『知識不足なら勉強しろよ』となるかもしれませんが、本来雇用主がきちんとしていれば問題ないのです。
ただ、実際は雑な雇用主も多い。やはり学生が正しい知識を身につけないといけません。
ブラックバイトの特徴
以下、ブラックバイトによくある特徴をご紹介します。もし該当する箇所があれば、そこは辞めておきましょう。
バイト先なんていくらでも探せますから。
ブラックバイトの特徴①賃金の支払い日が不確定
よく個人経営のお店に雇用されている人に多いですが、給料日が定まっていなかったり、振込期日を遅れたりするバイト先は要注意です。
給料日は必ず明確に決めておいて、期日を守る必要があると法律で決められていますが、
それを守らないということは雇用主が無知かバイトを大事にしていない可能性があります。
『どうせ少しくらい遅れてもいいだろ』と考えているような人の下で働くのは危険です。
ブラックバイトの特徴②過度にシフトを増やす・残業させる
最初週3日の約束で雇われたのに、いざ勤務を始めると週5日のシフトを強要される…なんてケースは珍しくありません。
学生は授業があるのでそこまで出れないのにもかかわらずバイトを強要するのは、アルバイトを粗末に扱っている証拠です。
よくあるのが、学生さんが『でも最初に口約束しただけだから従うしか無い』という人がいますが、
たとえ口約束でも法的に効力はありますので、きちんと提示したシフトを組んでもらうように主張しましょう。
ブラックバイトの特徴③着替えや休憩の時間が不明確
休憩時間を明確に決めてたり、自由に取れればいいですが、雇用主が指示して休憩に行かせるバイト先もあるかと思います。
6時間以上の勤務の場合休憩が必要ですので、『今日は休憩無かった…』なんて人は要注意です。
あと、これは結構知られてませんが着替え時間も労働時間に含まれます。
制服など着替えに時間を要する場合、少し早めにバイト先に着いて着替えている人は、その時間も給料が発生するのが法律上正しいです。
『たかが5分だし…着替えくらいはいいよ。』と思う人はいいですが、念のため知っておいて欲しいです。
ブラックバイトの特徴④ノルマや天引き、制服代自腹
アパレル店でアルバイトしている人は、自分のバイト先の商品を身につけて接客することを強いられる人も多いと思います。
おそらくその場合は、社割で安く購入できるので、好きなブランドを安く買えるからと納得して制度を受け入れている人も多いでしょう。
ただ、仕事に必要な物は原則会社が負担するべきであり、労使協定を締結しなければ勝手に天引きすることはできません。
また、就業規則にも制服のことが書かれているはずなので、きちんと目を通しましょう。
ノルマに関しては別に違法ではありませんが、未達成だからといって自腹や残業を強いられることはありません。
『売るまで帰れないからな』とか、『売れ残りは自腹で買えよ』と言われても聞かなくていいです。
アルバイトは時間を切り売りしているのであり、労働によって得る対価を、不当に削ることはできません。
ちなみに私もインターネットカフェのバイト時代はレジ締めでお金が合わないと自己負担で補充するという謎ルールがありましたね…。
店長に内緒で、余ったときのお金をとっておいて補充するようにバイトだけでやってましたが(笑)
とにかく、よほど過失が無い限り、バイトの人が何か負担する必要は一切ありません!
ブラックバイトの特徴⑤いつも求人出してる、面接が雑
あからさまに求人からして黒い感じ出てるバイト先ありますよね(笑)
いつ見ても人手不足感すごいような、そういうところは怪しんでください。
また、バイトとはいえ面接がほとんど形だけのようなものだったり、態度が悪いとかの違和感があれば気を付けましょう。
ブラックバイトが多いアルバイト
先ほども少し触れましたが、個人経営やフランチャイズのお店とかだと、
お店の責任者が人を雇うほど習熟していないので、平気で労働基準法を犯したり、モラルの無い行動・言動を取ってきます。
ブラックバイト例①コンビニエンスストア
コンビニは店長によって職場環境がガラッと変わります。
どういう人を何人くらい雇って、どんなシフトを組むのかが店長に左右され、店によっては定着率が悪くてほとんど店長が出ずっぱりなコンビニがあるくらいです。
雰囲気やアルバイトの数など、事前のリサーチを怠らずに面接応募しましょう。
ブラックバイト例②居酒屋
居酒屋もコンビニ同様店長に左右されますが、コンビニよりも忙しい時間帯が明確なので、過酷なシフトを組まれることも多いです。
私もバーでのアルバイトで経験しましたが、深夜なのに割り増し賃金が無かったり…
いっぱい入りたい!という人には最高なバイトですが、その分都合良く使われる可能性もありますのでご注意を。
ブラックバイト例③塾講師
塾講師は時間外労働が多くなるという特徴があります。
私も個人指導塾でバイト経験ありますが、バイト代は授業のコマ数に応じて支払われるのが一般的です。
つまり、授業のための準備時間や宿題作成、生徒から質問を受ける時間とかは一切給与が発生しません。
なので僕は予習もせずに、授業時間にその日やることを考えて、終わったら速攻帰ってました(笑)
本当に教えるのが好き、子どもが好き、成績を伸ばすやりがいを感じる人にしかおすすめできません。(私は半年で辞めました)
ただ、余程高学歴なら一コマの単価も高くなるので問題ないでしょう。
ブラックバイト例④アパレル
アパレルはノルマや自腹買取があるところが多いです。個人的に人間関係もキツいイメージです。
ブラックバイト対策
学生がブラックバイトから身を守るには、
・正しい知識を身につける
・アルバイト先の見極め
が必要です。
さらには、間違ったことを指摘する勇気と行動も必要です。
もちろん、『嫌なら辞めれば良い』これが最善かつ楽な方法です。
(私はコロコロ辞めまくりました)
色々な事情でそれが出来ない人は、学校の先生や親、ユニオンなどの専門組織に尋ねてみてはいかがでしょうか。
ブラックバイトは将来の担い手である学生を苦しめて、不当に人を使う環境です。
たとえバイト先の人にお世話になっていたとしても、あなた自身を優先して下さい。自分が一番大事ですから。
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さいごに:ブラックバイトは即辞めよう
以上がブラックバイトの特徴と対策でした。
私は基本的にはバイトなのですぐ辞めればいいという考えです。
ただ、その際は2週間前から雇用主に伝えて、きちんと引き継ぎ等を行ってから辞めましょう。
他のアルバイトの方に迷惑をかけたり、ルールを守れないようではブラックバイトを叩く資格もありませんからね。